高速化ツール ⑥ [高速化ツール]
おまたせしました(?)。第6回、これが高速化ツールの紹介のラストになります。
高速化ツール⑥と題します今回のテーマは「 ReadyBoost(レディーブースト)」。
ノート型パソコンのように、もともと搭載されているメモリが少ないパソコンに対して特に有効な
手軽にできるメモリの増設みたいなもので、これがある意味“最終兵器”といったところです。
“ReadyBoost”は“Windows Vista”と“Windows 7”に搭載されている高速化技術ですが、
それ以前のWindowsでも可能にするツールがあるのです。
USBメモリなどの外部接続デバイスを必要とするため残念ながら完全に無料とはいきませんが、
今まで紹介してきた高速化ツールとは比べものにならない体感できる速度の向上が期待できるはずです。
【高速化ツール⑥】
1.用語説明
ReadyBoost(レディーブースト)
“Windows Vista”に搭載されている、ユーザーのパソコン利用スタイル(使用時期や使用頻度など)を記憶して
ハードディスクにデータベースを作り、よく使われるデータをあらかじめ用意しようとする機能
(SuperFetch)などに使われるデータを、ハードディスク(仮想メモリ)とともに
ハードディスクより読み書き(アクセス)速度の速いフラッシュメモリ(USBメモリなど)にも作成して、
読み込み専用として優先的に用いることで処理速度の向上を図る機能です。
* 仮想メモリが“読み書き”なのに対して、
途中で抜く可能性もあるフラッシュメモリは“読み”だけに使用しています。
“ReadyBoost”に使用できるフラッシュメモリ(USBメモリなど)は、
読み書き(アクセス)速度が基準を満たしたものが1つだけで、
使用するメモリの容量(230MB~4GB,搭載された物理メモリの3倍が理想)を指定できます。 - 使い方
* 現在、アクセス速度が“ReadyBoost”の基準を満たす商品のパッケージには,
“ReadyBoost対応”と明記されています。
( 詳しく知りたい方のための“ReadyBoost”解説記事 : Wikipedia / PC Watch / ASCII.jp / ほぷしぃ )
“ReadyBoost”の使用は、ハードディスクへのアクセスを減らすことで騒音や発熱を軽減でき、
ハードディスクの寿命を延ばすことにも繋がりますが、フラッシュメモリ(USBメモリなど)の寿命は当然減ります。
(マイクロソフトの見積もりでは、“ReadyBoost”に使用したメモリの寿命は、差しっぱなしで10年以上らしい。)
それでも、ハードディスクよりは安価で致命的な問題にはならないため、使用を検討する余地はあるかと・・・。
・・・と、ここまで説明しておいてなんですが、これから紹介するツールは“ReadyBoost”とは若干異なります。
2.ツール紹介
Windows Vista に搭載された“ReadyBoost”や“SuperFetch”を Windows 2000/XP で実現させるソフト
『 eBoostr(イーブースター) 』 [シェアウェア:ライセンス登録料 3,980円(税込み)]
☆ 試用版 - 使用日&使用回数制限なし・起動後4時間のみ全ての機能を試用可能 ☆
(使用時間が終了しても、再起動後にまた4時間使用できます。)
ReadyBoost(レディーブースト)との違い
最大で4個のフラッシュデバイス(USBメモリなど)を、それぞれの負荷が最小となるよう調整して利用でき、
“ReadyBoost”と併用することも可能です。
また、任意のソフトのアクセスデータを優先的に集めたり、逆に、特定のファイルを除外することも可能です。
推奨されるメモリの容量は1~2GBで、2GB以上を指定しても速度向上効果は低いそうです。
( 公式サイト : eBoostr - ツール紹介&ダウンロード / ツール解説Wikipedia / 教えて君.net - 使用例 )
やっと終わった~~~。
今回の“ReadyBoost(レディーブースト)”を扱うには、さすがに無理がありました。
正しく説明できているんでしょうか・・・???
きちんと理解したい人は、用意したリンクやワード検索で知識を補うことを推奨します。
高速化ツール ⑤ [高速化ツール]
実はまだ続きがあった高速化ツールの紹介。
回数を重ねるごとに使うツールはともかく説明難度が増していますが、大丈夫でしょうか?
自称「かろうじてパソコン中級者(?)」の自分には、噛み砕いた説明をするのが困難となってきましが・・・。
それでもまだ続きます。第5回。
高速化ツール⑤と題します今回のテーマは「 高速コピー 」です。
ファイル移動にあたりハードディスクよりも転送速度の速い物理メモリを使用し、
さらに物理メモリ上に用意するバッファ(一時的な保存領域)を増やすことで一度に運べるデータの量を増やした、
ファイルサイズが大きい場合やファイル数が多い場合に劇的に効果を発揮するファイル移動ツールの紹介です。
このツールには、ハードディスクの負担を減らし、ファイルの断片化を軽減する効果が期待できます。
【高速化ツール⑤】
速度は落ちるが異なるドライブ間でも使用できる、Windows系最速(?) のファイルコピー&削除ツール
『 FastCopy 』
ファイル数が多い場合でも有効で、高速削除の機能もあるようです。
ただ、コピー(切り取り)元とコピー(貼り付け)先のフォルダが異なる場合には
同名のファイルがあったとしてもリネームが行われることはなく、
事前の設定された条件(デフォルトの場合:更新日とサイズ)で“上書きする/しない”が決定されるようです。
( 公式サイト : 白水啓章ホームページ - ツール紹介&ダウンロード )
サイズが大きいファイルの同一ドライブ間での操作に有効な、リネームに強い高速コピー&移動ツール
『 Fire File Copy 』 同じファイル名がある場合に、更新日時やファイルサイズでリネームする方のファイルを選択できる機能があります。
ただ、このツールでは小さいファイルがたくさんある場合に高速化が期待できないようです。
( 公式サイト : A-1 DRIVE - ツール紹介&ダウンロード / Fast Project - FastHash.dll ダウンロード )
上記のソフトは、両方ともエクスプローラーの右クリックメニューに設置でき、
コピーしたファイルのエラーチェック(べリファイ)も可能ですが、
『 Fire File Copy 』の場合には“ FastHash.dll ”を同じフォルダに入れる必要があります。
『 FastCopy 』と『 Fire File Copy 』の比較をしたサイトの大半が、速度の速い『 FastCopy 』を支持していますが、
移動先やコピーしたものが間違っていた場合などには上記の理由からデータを失うことがないとも限りません。
ですから、不安を感じた方は、安全のために『 Fire File Copy 』を使うことをお勧めします。
なお、速度においては上記の2つに劣るものの、Windowsに標準装備されているコピー機能と
完全に置き換えることができる『 TeraCopy [日本語未対応] 』というツールもあります。
ですが、置き換えてしまうと上書き時のメニューが日本語ではなくなってしまうため、ここでは扱いません。
高速化ツール ④ [高速化ツール]
まさかこんなに続けることになるとは思わなかった、高速化ツールの紹介・第4回です。
高速化ツール④と題します今回のテーマは、「メモリ解放」です。
【高速化ツール④】
1.用語説明
メモリ
データやプログラムを電源を入れている間だけ記憶させておく装置で、
実際にパソコンに搭載している処理能力の高いメモリ(物理メモリ)と
物理メモリに入りきらなかったデータをハードディスクで代用したメモリ(仮想メモリ)とがあります。
この装置のデータを読み書きする(アクセス)時間の早さや記憶できる容量の大きさが、
パソコンの性能に大きく関わっています。
物理メモリの容量が大きければ大きいほど、パソコンは複数の動作を安定して行うことができます。
一方、仮想メモリは物理メモリより動作が遅く、安定した速度も望めません。
ということは、物理メモリを最適の状態で保つことが高速化のカギになるわけです。
2.メモリ解放ツール
使っていたソフト(プログラム)が終了すると、そこに使われていた分のメモリは解放(削除)されるのですが、
2回目以降に使用する際の手間を考えて、完全に解放されない場合が多いのです。
ですが、それが元となって、長時間パソコンを使用する際には徐々に処理速度が遅くなってきてしまいます。
そこで、使われていない不要なメモリを解放(削除)するツールの登場となるわけです。
不要なものをとことん排除した“とにかく軽い”使用率監視型のメモリ解放ツール
『 メモリの掃除屋さん 』
“常駐型であるメモリ最適化ツールのためにメモリを消費するようでは論外”とばかりに、
自動最適化でありながらメモリ消費を抑えたモノが徹底的に追求された結果、生まれたツールのようです。
一定時間ごとにシステムの状態を監視して、物理メモリ使用量が指定した割合以下になると
メモリの最適化(解放)が実施されます。
常駐型,非常駐型,常駐型と組み合わせて使用するメモリの掃除開始コマンド,視覚障害者向けのツールなどを、
まとめて配布しています。
( 公式サイト : AMA Soft - ツール紹介・ダウンロード )
スキン(見た目)にこだわりたい人のための多機能なメモリ解放ツール
『 めもりーくりーなー 』
“一定時間ごとに”とか“空きメモリが少なくなったときに”とかを選択して、メモリの掃除(解放)を行います。
もちろん、手動でメモリの掃除(解放)を行うことも可能です。
また、公式サイトにアップロードされている数百種類のスキンから好みのものをダウンロードでき、
スキンを選択することによって「めもりーくりーなー」の外見を大きく変更できます。
( 公式サイト : クロノス・クラウン - ツール紹介&本体ダウンロード・スキンダウンロード )
高速化ツール ③ [高速化ツール]
最初に、7月22日(水)から設置したアンケートについて少々説明させていただきます。
このアンケートへの回答はパソコン1台から1票のみとなっており、
2回目の投票を行うと前の回答&コメントに上書きされるそうです。
ということで、このブログを見た人のツール使用数が増えたのが実感できるかも・・・
ということで、管理人の気力アップのために作ってみました。
このブログパーツは、人気ブログランキングへの投票の5分の1の効果があるようですが、初回だけのことです。
よければ使うツールが増えるたびに回答を上書きしてやって下さい。
三回目となりまして、何となくでテーマを設定してしまったことを後悔している今日この頃。
高速化ツール③と題します今回のテーマですが・・・、「カスタマイズ」とでもしておきましょうか。
安全のために説明文をよく読むことが必須となりますが、ユーザー自身のパソコンの使い方に合わせて
Windowsの使っていない(使わなくても困らない)機能を停止することで、動作を快適にしようというものです。
【高速化ツール③】
* 設定の変更は、説明文をよく読み、自分には必要がないと判断できたものだけに留めることを推奨します。
Windowsの使っていなければ止めても問題のないサービスを表示し、簡単に無効化(停止)できる高速化ツール
『 デーモンバスター 』
知らない人も多いかもしれませんが、Windowsで使われているサービスは、
“マイコンピュータのアイコン上で右クリック → 管理”を選択し、コンピュータの管理画面で
“サービスとアプリケーション → サービス”と選択した時に表示されます。
ただし、そこに書かれた説明だけで停止しても良いサービスを選択するのはなかなかに困難ということで、
不要になる可能性のあるサービスのみを表示し、そのサービスを停止(無効)にして良い条件を記載することで、
ユーザーがサービスの必要性を判断し易くしているツールともいえます。
当然、システム変更前のバックアップ(復元ポイント)の作成も簡単に行えます。
* 利用者は大勢いそうなのですが、公式サイト&最新版の配布先(Vector)に接続できないため、
紹介はしましたがオススメはしません。
( 公式サイト : iDSoft / ぱそおーるパソコン活用講座 - 使用例 / 教えて君.net - ツール紹介&ダウンロード )
Windowsパソコン内の各所に存在する設定変更を簡単に行える、デザイン性に優れた定番の高速化ツール
『 Win高速化 PC+ 』
Windowsパソコン内の各所に存在するシステム設定の中から、変更する価値のある設定を集め、
簡単に変更できるようにしたツールです。
各設定変更箇所ごとに詳しく解説されており、カラー表示で見やすく、初心者でも使いやすいツールかと思います。
* このソフトは開発中止となっていますが、不具合によるものではありません。
( 公式サイト : Attosoft - ダウンロード / 教えて君.net - ツール紹介 )
インターネット速度の最適化を含む、Windowsの様々な(60項目以上の)設定を“自動”で変更できる高速化ツール
『 Comfortable PC(コンフォータブルPC) 』
設定できる項目が多彩であるがゆえに、初心者向けと呼ぶにはハードルが高そうにみえますが、
自動的に安全かつ最適な設定を診断してくれる「Auto Analysis」という機能が搭載されているうえ、
各設定変更箇所ごとにメリットやデメリットも表示されるため、安心してカスタマイズできるはずです。
もちろん、バックアップ機能も完備されています。
* 自動設定に任せきりにせず、手動でも確認しましょう。
( 公式サイト : PC-ZERO - ツール紹介&ダウンロード / Vector - 最新版ダウンロード / まほろば - 使用例 )
下記のツールは高速化よりもカスタマイズ色が強い気がしたため、一応別枠としました。
高速化ツール ② [高速化ツール]
続きまして、高速化ツール②と題します今回のテーマは「デフラグ(最適化)」とでもしておきましょうか。
“高速化ツール①で不要なモノの削除が済んだら、
それらをパソコンが読み取りやすいように並べ替えましょう”ということです。
【高速化ツール②】
1.用語説明
デフラグ
パソコン内にデータが記録される時にハードディスク上にまとまったスペースが無い場合、
データはディスク上のいろいろな場所に分けて保存されることになります(断片化)。
こういうデータを集めて整列し直すことで、パソコンで読み取り易くする操作を「デフラグ(最適化)」といいます。
なお、デフラグ(断片化の解消)には、ハードディスクの負担を減らし寿命を延ばす効果があります。
2.ツール紹介
デフラグは、定期的にやるのが望ましいのですが、
時間がかかるうえに実行中に他の作業をするのは好ましくないという問題があります。
そこで、下記に紹介するようなツールが登場することになるわけです。
* ツールはお勧め順に並べているわけではありません。
今回の場合は、大抵のパソコン常備されているデフラグを基準に、
デフラグのイメージを少しずつ変えてもらうことを意識して並べています。
複数回連続でデフラグをかけた後で自動終了(シャットダウン)することも可能なツール
『 すっきり!! デフラグ 』
より広い範囲にデフラグを実行するために、一旦終了した後でログインの前に実行されるツールです。
より最適な状態になるように複数回連続でデフラグを実行した後、、自動的にシャットダウンさせることも可能です。
ただ、解説付きでデフラグの内容を設定できる「ウィザードモード」があるものの、
デフラグ中の画面を含めて全体的に事務的すぎる面があり、初心者には不安を抱かせる可能性があります。
( 公式サイト : INASOFT - ツール紹介・ダウンロード )
システムが無動作のとき(アイドルタイム)を見計らって動くタスクトレイ常住型のデフラグツール
『 Smart Defrag 』
普通にデフラグするだけでなく、システムのアイドル時のみに作動させることができるツールです。
空きスペースの配列を含む通常のデフラグだけでなく、
空きスペースの配列は無視して断片化の解消のみを行う、効果は低いが短時間でできるデフラグと、
使用頻度に合わせてファイルやフォルダを再配列する効果の高いデフラグを行うことも可能です。
また、デフラグを行う時期を設定することや、デフラグ後にシャットダウンできる機能も併せ持ちます。
( 公式サイト : IObit.Com - ツール紹介(Google - 翻訳)・ダウンロード(Google - 翻訳) )
ファイルやフォルダを選択することも可能な範囲選択型のデフラグツール
『 Defraggler 』
断片化していることが分かっていても、すぐに捨てることになるファイルの場合、
それに対してデフラグをかけることは時間の無駄と言えなくもありません。
そういったファイルを除いてデフラグを行うことで短時間でデフラグを行うことができるのが、このツールです。
もちろん、空きスペースの配列を含んだ通常のデフラグも可能です。
( 公式サイト : Defraggler / ダウンロード / GIGAZINE(ギガジン) - インストール方法 )
お気づきの方がいるかどうかは分かりませんが、紹介するツールには基本的に日本語のものを選んでいます。
ダウンロード画面やインストール画面、初期起動画面が英語になっていようと
必ず日本語化できるものと思って、英語が苦手な方(自分を含む)もがんばって下さい。
高速化ツール ① [高速化ツール]
ツールを紹介する側としては、ある意味“とっておき”ともいえる高速化ツールの紹介です。
これが終わるココを見る人がいなくなるのではないかと不安を抱きつつも、更新しました。
高速化ツール①と題した今回のテーマは、「いらないものは削除しましょう」ということで・・・。
【高速化ツール①】
パソコン内の不要なファイルやレジストリを削除する「ごみ箱」の右クリック・メニューに設置可能な常用ツール
『 CCleaner (Crap Cleaner : クラップ クリーナー) 』
CCleanerは、パソコン内の不要なファイル(インターネットの閲覧履歴やごみ箱、一時ファイルなど)や
既にアンインストールしたはずのソフトや使われていない拡張子などの不要な(問題を引き起こす可能性のある)
レジストリ(システムファイル)を削除するツールで、それらを完全に削除するための機能も有しています。
* 普通に「ごみ箱」に捨てただけのファイルは、データ復元ツールにより復元できる可能性があります。
また、スタート時に起動するプログラムやインストールされているプログラムを確認・削除することもできます。
( 公式サイト : CCleaner / ダウンロード / フリーソフト100 - ツール紹介・ダウンロード解説 )
たまに起動して、不要なファイルを徹底的に削除するのに都合がよい高感度のパソコン用クリーナー
『 WiseCleaner 』
・ Wise Registry Cleaner (Free)
パソコン内に蓄積された不要なレジストリのエントリを除去することで、システムを高速化します。
誤って必要なエントリを削除してしまうと Windows が起動できなくなる可能性すらあるレジストリ編集ですが、
簡単な操作で安全なものがどうかの確認もできるため、初心者でも安心して使えるはずです。
・ Wise Disk Cleaner (Free)
パソコン内に存在する様々な不要ファイルを検出して削除を行うクリーニングツールです。
不要ファイルを削除することでハードディスクの空き容量が増加し、パフォーマンスの向上も期待できます。
( 公式サイト : WiseCleaner - ツール紹介&ダウンロード )
不要なレジストリの検出力に関してだけなら『 RegSeeker 』など、さらに優れたツールもありますが、
安全性などへの配慮から、ここで推薦するのは避けさせて頂きます。
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